吉本整形外科・外科病院/葛城市の手の外科

『吉本整形外科・外科病院』は、大和高田市から葛城市に移転いたしました。

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ロボティックアーム手術支援システム Mako(メイコー)

人工膝関節置換術・人工股関節全置換術で、手術支援ロボット 『Mako(メイコー)』を導入しました。
Makoとは、日本で初めて承認された整形外科におけるロボティックアーム手術支援システムです。

当院は2021年7月より手術支援ロボット Mako(メイコー)を導入しました。Makoの導入病院は全国でも少なく、同システムの導入は奈良県では当院が初となります。

ロボティックアームとは、一般に「人の手の代わりに作業を行う機械の腕(アーム)」のことで、自動で動くものや人が操作して動かすものなどがあります。このたび当院で導入したロボティックアームは、術中に医師が操作をして動かすもので、人工関節を設置する際に傷んだ骨を削るために使われます。
ロボティックアームは、治療計画にない部位にさしかかると止まる仕組みになっており、計画外の動きを制御することで、安全かつ正確な手術を可能にします。

ロボティックアーム手術支援システム Mako の特徴

高度な術前計画

患者個別の三次元CT画像をもとに術前計画をたてるため、綿密で高度な治療計画を作成できます。

術中のバランス調整

執刀医は手術中に靭帯などの軟部組織を含めた関節のバランスを定量的に把握し、設置位置をリアルタイムに最適化することができます。

正確で安全な手術を支援

手術ナビゲーションの技術を応用し、術中の手術器械の位置を表示しながら正確な位置へ誘導します。また、計画外の範囲にさしかかると自動的に制御する機能を搭載し、患部周辺組織を保護します。

人工関節置換術に手術支援システム Mako を使用するメリット

ロボティックアームを用いて人工関節全置換術を行うと、人工関節の設置精度の向上が認められます。また、さらに人工股関節全置換術では術後の脱臼率の低減、人工膝関節全置換術では疼痛の低減などのメリットが期待できるとの結果が出ています。

変形性股関節症や変形性膝関節症などで悩む患者さんが、人工関節全置換手術後、健康的な生活を送っていただけるよう、当院では今後積極的にロボティックアームを用いた手術を行ってまいります。

ロボティックアーム Mako(メイコー)を使用した人工関節置換術

ロボティックアームMakoを使用した、人工関節置換術に関する手術の流れや方法について動画でご説明いたします。この治療は保険診療で受けることができます。詳細につきましてはお問い合わせください。

人工股関節全置換術

人工膝関節置換術